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猫の下部尿路疾患(FLUTD)2018.11.04

涼しくなってくると、「おしっこが出ない、血が混じる、何度もトイレに行く、トイレで鳴いてる」といった状態になって、動物病院に来院される猫さんが増えてきます。

これらの症状の原因の多くが、下部尿路内の結晶(図:ストラバイト結晶)・結石や細菌感染、出血や原因が特定できない特発性膀胱炎などで、これらを総称して「猫下部尿路疾患(FLUTD)」と呼んでいます。

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「下部尿路」とは、おしっこをためておく「膀胱」と体の外に出すための通り道の「尿道」の2つの器官を合わせた総称です。

FLUTDが疑われる場合、原因の特定に、尿検査・超音波検査、必要に応じてレントゲン検査・血液検査を実施します。

また、おしっこが出ているかはとても重要で、おしっこが出なくなる尿道閉塞は、結晶・結石や血栓などが尿道に詰まることで起こります。完全閉塞が24時間続くと食欲不振や嘔吐、沈うつなど尿毒症の症状が見られ、2,3日で命にかかわってくることもあり、とても危険です。

治療には、消炎剤や抗生剤などの投与、食餌療法などを原因・症状から必要に応じて行います。
尿道閉塞がある場合は、早急に閉塞を解除します。また、血液検査で腎不全や尿毒症がある場合は、その治療も行っていきます。

FLUTDは、再発しやすい疾患なので、治療が終わった後も予防がとても大切です。

予防には、適切な食事管理、十分な水分摂取、トイレを清潔にして快適な排尿をさせる、肥満の改善、ストレスをできるだけ解消するような生活環境の改善などが推奨されています。

冬に多くなるのは、寒くて飲水量やトイレに行く回数が減ることで、おしっこが膀胱内に長時間とどまり、結晶ができやすくなったり、細菌が増殖しやすくなるためだとされています。

これからの季節、FLUTDが非常に増えてきます。
おうちの猫さんがお水を飲んでるか、おしっこに問題ないかしっかりと見てあげてくださいね。そして、少しでも「?」と思ったら、すぐにご相談ください。

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