千葉・津田沼・習志野地域の動物病院グループ スマイルどうぶつ病院

病院ブログ

【症例】ペットの尿の異常~おうちでも分かること~2022.08.01

ペットの尿を見て病気を見つけることができます。

注意が必要な症状と考えられる病気

(1)  尿の回数が多い
  1回の尿の量が少ない
  →膀胱の異常 (膀胱炎、結石、腫瘍など)

  1回の尿量が多い 通常は飲水量も増加
  →1日の量が体重1kgあたり50ml以上なら多いと判断されます。
   内分泌疾患(糖尿病、クッシング症候群、尿崩症)、腎臓病、薬の影響

(2)  尿の回数が少ない 緊急の場合が多いので特に注意
  →脱水、腎臓病、神経の異常、尿路閉塞
   尿が全くでない場合、直ちに対応が必要です。すぐに来院ください

(3)  尿の色
  薄い 透明 →尿崩症や腎臓病
  赤い    →血尿、玉ねぎ中毒など
  濃い 茶色 →黄疸、尿路感染
  乳白色   →重度の細菌感染
  キラキラ  →結晶(結石の元)

(4) 匂い
  アンモニア臭 →細菌感染
  甘酸っぱい  →糖尿病
 
(5)  おもらし
  生まれつきの奇形(異所性尿管)、神経疾患 避妊手術後

上記のような症状が認められた場合の病気の目安です。尿検査や血液検査など詳しい検査が必要になります。当院へご相談ください。

ペットの尿で病気発見

カテゴリー: 症例

【スマイルグループ】ワンちゃん・ネコちゃん血液ドナー登録のお願い2022.06.22

○血液ドナー登録のお願い

ワンちゃん、ネコちゃんも人間と同じように、貧血などの病気や大きな手術をする際に、輸血による治療を行うことがあります。
しかし、日本では医薬品として動物の血液を入手することができません。
輸血のたびごと、ドナーとなる動物から採血する必要があります。
スマイルどうぶつ病院では輸血療法を安定して行うことができるよう、血液ドナーとして協力いただける犬猫を探しております。
ぜひ、おうちのワンちゃん、ネコちゃんの元気をお貸しください。

○注意事項

  • 輸血治療が必要な動物が来院した際に、当院よりお電話します。
    ご都合がつく場合にかぎり、ご来院ください(気兼ねなくお断りいただけるよう、多くの方に登録をお願いしております)。
  • 最初に血液の適合を確認するため、1~2mL採血します。
    血液型検査(所要時間15分前後)と交差適合試験(所要時間2時間前後)の結果次第で、輸血できない場合があります。
  • 輸血のための採血は15~30分程度かかります。
    採血量に応じて皮下補液(簡便な点滴)を行います。
  • 採血は首の静脈より行います。
    感染予防と正確な採血のため、周囲の毛を刈る場合があります。
    また、ワンちゃんネコちゃんの精神的負担と安全を考えて鎮静剤(アルファキサロン、ブトルファノールなど)を使用する場合があります(事前にご相談します)。
  • 採血後、ふらつきや嘔吐など身体の異常が出ることがあります。
    具合が悪ければ、すみやかにご連絡ください。

スマイルどうぶつ病院 医療センター 院長

 

ワンちゃん・ネコちゃん血液ドナーカード
ワンちゃん・ネコちゃん血液ドナーカード
カテゴリー: お知らせ    スマイルグループ

【症例】ペットの病気:慢性腎臓病とは、どんな病気?(パート2)2022.06.01

前回、『慢性腎臓病とは、どんな病気?』では、腎臓の機能や病気・病状についてお話ししました。

今回は、主な症状についてお話していきます。

 

腎臓の機能は、主に『老廃物の排泄』、『ミネラル調節』、『血圧/赤血球の調節』ですが、

慢性腎臓病になるとこれらの機能が低下し様々な病状が現れます。

日常生活では病状の発見と管理が腎臓病とのうまく付き合っていく対応法になります。

 

 ◆主な症状◆

 尿毒症(老廃物の蓄積)
 老廃物の蓄積により、嘔吐や食欲低下の症状がでることがあります。

尿毒症による嘔吐や食欲低下の症状
尿毒症による嘔吐や食欲低下の症状

 脱水(多飲多尿)
 尿の濃縮機能が低下すると、尿量が増え(多尿)、体は水分を欲し、飲水量が増加(多飲)します。

 飲水量が少ないと、脱水状態になります

飲水量が少ないと、脱水状態になります
飲水量が少ないと、脱水状態になります

組織石灰化
 カルシウムとリンのバランスが崩れると、腎臓の石灰化が起こり、より一層腎臓に負担がかかることがあります。

高血圧
  脱水状態が続くと、全身の循環が悪くなるため、体が血圧を維持しようとして、血圧を上げようとします

貧血
 腎臓病が進むと、腎臓からの造血ホルモンが不足し、貧血が起こることがあります

 

これらの対応法は、

①食事管理(低リン食、低ナトリウム食、低たんぱく食)

②水分摂取量の増加(缶フードへの切り替え、水飲み場の設置数増加など)

③サプリメント(老廃物の分解(整腸)や吸着、リン吸着)などがあげられます。

水分摂取量を増やすことも大切
水分摂取量を増やすことも大切

腎臓は沈黙の臓器のひとつであり、血液検査や画像検査、尿検査で発見したときにはすでにある程度進行しています。
お家での飲水量や尿量に注意し、気になることがあればすぐにご相談ください。

 

関連記事:こちらの記事もあわせてご覧ください。

慢性腎臓病とは、どんな病気?

 

カテゴリー: 症例