10月から、わんにゃんドックしっかりコース(ペットドック)が始まりましたが、その中で遭遇することが多い病気『慢性腎臓病』について今回はお話します。
<腎臓の主な働き>
- 腎臓で血液をろ過して尿を作る(老廃物排泄、ミネラル調節)
- 血圧の調節
- 赤血球を作る(造血)ホルモンの分泌調節

<慢性腎臓病とは>
数ヶ月〜数年かけて進行し、腎臓が十分に機能しなくなる病気であり、1度機能を失うと治すことができません。
血液のろ過や血圧調節・造血ホルモンの分泌調節ができなくなると様々な症状を引き起こします。
主な症状として、多飲多尿、老廃物の蓄積、組織の石灰化、高血圧、貧血などが挙げられます。
<慢性腎臓病の管理>
腎臓に負担をかけない(進行を遅らせる)、生活の質の維持・改善を目的として、
- 食餌療法
- 内服薬
- サプリメント
などで管理を行います。
沈黙の臓器のひとつである腎臓は、機能がある程度低下しないと血液検査で異常値を示さない臓器です!
そのため、早期発見・早期治療には、尿検査や画像検査など総合的に評価する必要があります。
もっともっとお話ししたいことはありますが、今回はここまでとします。
気になることがありましたら、スタッフまでご相談ください。
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