千葉・津田沼・習志野地域の動物病院グループ スマイルどうぶつ病院

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ワンちゃんの4つの予防。犬を飼っている人たちに知って欲しいこと。2022.02.06

ワンちゃんの基本的な予防には4つあります。春の予防シーズン前に簡単に確認していきましょう。

① 狂犬病予防ワクチン(年度に1回接種)

法律により義務づけられているワクチンです。
狂犬病は人を含めたすべての哺乳類動物に感染するウイルスで発症すると
100%死亡する恐ろしい人獣共通感染症の1つです。日本は現在清浄国ですが、
近隣諸国では発生があるので、日本に侵入することはないとは言い切れませんね!

 

狂犬病予防ワクチンは法律により義務づけられているワクチンです

狂犬病予防ワクチンは法律により義務づけられているワクチンです。

 

 ② 混合ワクチン(子犬:2回または3回接種 成犬:年に1回接種)

感染すると重篤な症状を引き起す可能性のある病気から守るための予防ワクチンです。
ペットホテルやトリミングサロン、ドックランなど他のワンちゃんと接する機会のある場所で1年以内に摂取している証明書が必要になることがあります。
ウイルスや細菌に感染しない/させないといった重要な役割を果たしています。

 

ウイルスや細菌に感染しない/させないための混合ワクチン接種。

ウイルスや細菌に感染させないための混合ワクチン接種。

 

 ③ フィラリア症予防(5月頃〜12月頃で1ヵ月に1回 計8回程度)

フィラリア症は蚊が媒介する心臓に寄生する虫の病気です。
昨シーズンしっかり予防できたかを初回投与前に1度だけ血液検査で確認してから薬を飲み始めます。
駆虫薬として1ヵ月に1回(計8回程度)投与することでほぼ100%予防できるといわれています。

 

フィラリア症は蚊が媒介する心臓に寄生する虫の病気です。

フィラリア症は蚊が媒介する心臓に寄生する虫の病気です。

 

  ④ ノミ・マダニ予防

ノミやマダニは草むらや公園に生息しており、桜が咲く3月頃から活発に活動を始めます。
ノミやマダニが寄生すること自体で皮膚炎や貧血を起こすこともありますが、ときに他の病原体を媒介することがあります。
また、人がマダニに咬まれることで感染することのある重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は四類感染症に分類されており、致死率が10〜30%と高い病気として注意が必要です。

 ノミやマダニが寄生することで他の病原体を媒介することがあります。

 

ノミやマダニが寄生することで他の病原体を媒介することがあります。

 

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