今年も狂犬病予防接種の時期がやってきました。
狂犬病予防法により、犬の飼い主は、狂犬病予防接種と注射済票の交付を受けることが、義務化されています。
◆狂犬病とは◆
狂犬病は、犬だけでなく、人、すべての哺乳類に感染します。
咬まれることにより感染し、人への感染の90%以上は、感染した犬に咬まれることによって起こっています。
◆狂犬病の症状◆
咬まれてから14日~30日くらいで発症します。
発症したら、ほぼ100%死亡します。
人の場合、咬まれてから、発症までにワクチンを接種する方法があります。
◆発生状況◆
日本では、1950年代を最後に国内での感染は確認されていませんが、WHOによると、毎年世界中で、5万人以上がなくなっています。
周辺国を含む世界のほとんどの地域で依然として発生しており、日本は常に侵入の脅威に晒されていることから、万一の侵入に備えた対策が重要となっています。
また、2020年には、フィリピンで感染したと思われる男性が、日本に入国し、発症しています。
致死率が高いこと、人への感染のほとんどが犬からによること、ワクチンにより予防できること、などから狂犬病予防接種が義務付けられています。
◆参考資料◆
厚生労働省:狂犬病に関するQ&Aについて
https://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou10/07.html
