千葉・津田沼・習志野地域の動物病院グループ スマイルどうぶつ病院

/common/img/h3_case_other.gif

ペットが異物を誤食してしまった場合の対処方法(診療)2021.12.19

 動物病院で診察する機会の多いものに、異物の誤食があります。

異物を誤食すると、嘔吐、食欲不振、下痢などをおこし、最悪、腸閉塞を起こし、命にかかわります。

異物を誤食してしまった場合は、レントゲン、超音波、造影検査などの画像診断で、異物の位置を確認し、取り出す方法を検討します。

 

 【異物を取り出す方法】

便とともに排出されるのを待つ

 異物が小さく、嘔吐がなく食欲があり体調のよいワンちゃんネコちゃんに限られます。

 数日経ても排出されない場合は、他の方法を考慮します。 

催吐処置  さいとしょち (吐かせる)

  胃の中にある小さな異物が対象です。

 先端が鋭利で、粘膜を傷つける恐れのあるものはできません。

 また、来院前に何回かすでに吐いている場合は出てこない可能性が高いです。

 内視鏡

 食道、胃の中にあるものを、映像を見ながら、つかんできて取り出します。

 すでに、腸の中にあるもの、大きなものは、できません。

 全身麻酔が必要です。

開腹手術

 大きな異物、胃腸が傷ついている場合、腸閉塞を起こしている場合は、手術になります。

 緊急手術になることも多いです。

 

異物を誤食してしまった場合、何を、いつ、どのくらい食べてしまったかが重要になります。

まずは、動物病院にご連絡ください。

飲み込んでしまった種を内視鏡で摘出している様子飲み込んでしまった種を内視鏡で摘出している様子

 

 

 

 

 

飲み込んでしまった種を内視鏡で摘出している様子

 

 

カテゴリー: 症例    その他症例