ペットの尿を見て病気を見つけることができます。
注意が必要な症状と考えられる病気
(1) 尿の回数が多い
1回の尿の量が少ない
→膀胱の異常 (膀胱炎、結石、腫瘍など)
1回の尿量が多い 通常は飲水量も増加
→1日の量が体重1kgあたり50ml以上なら多いと判断されます。
内分泌疾患(糖尿病、クッシング症候群、尿崩症)、腎臓病、薬の影響
(2) 尿の回数が少ない 緊急の場合が多いので特に注意
→脱水、腎臓病、神経の異常、尿路閉塞
尿が全くでない場合、直ちに対応が必要です。すぐに来院ください
(3) 尿の色
薄い 透明 →尿崩症や腎臓病
赤い →血尿、玉ねぎ中毒など
濃い 茶色 →黄疸、尿路感染
乳白色 →重度の細菌感染
キラキラ →結晶(結石の元)
(4) 匂い
アンモニア臭 →細菌感染
甘酸っぱい →糖尿病
(5) おもらし
生まれつきの奇形(異所性尿管)、神経疾患 避妊手術後
上記のような症状が認められた場合の病気の目安です。尿検査や血液検査など詳しい検査が必要になります。当院へご相談ください。