猫の模様を見ていると本当に千差万別です。中にはとても変わった色や模様の猫がいますよね。
猫の毛柄は、20種類以上の遺伝子が複雑に組み合わさって表れたもの。出身地や猫種ごとに遺伝子も異なり、さらに環境の影響を受けることがあるそうです。
その中でも今回は白猫がもつ「W」という遺伝子についてふれたいと思います。
この白猫が必ずもっている白い毛色をつくる「W」遺伝子はあらゆる毛色、模様の遺伝子よりも優性に働きます。
どういうことかというと…
他に黒の遺伝子をもっていようが、茶トラの遺伝子をもっていようがすべて抑えて全身真っ白にしてしまうからです。
WW
(白い毛色をつくる遺伝子を2つもつ場合)
×
BB
(白猫以外)
片方の親がW を2つもつ白猫の場合、その子猫(W B )は白い毛色のW 遺伝子を1つもつため皆白猫になってしまうのです!
このように他の毛色の遺伝子をもっていても全身白一色にしてしまうため、「絶対優性の白」・「最強の白遺伝子」と呼ばれるのです。
体の色が目立って天敵に襲われやすいのにもかかわらず白猫が世界各地で見られるのには、この「白い毛色をつくる」遺伝子の強さが少なからず関係があるそうです。
そのため白猫の性格は繊細で神経質と言われますが……我が家の白猫(元野良)のこの寝相を見ていると神経質とは程遠いなぁと思います(^_^;)